食中毒に注意して夏を元気に過ごしましょう
夏場は高温多湿な状態が続き、細菌による食中毒が発生しやすい季節です。また、近年、寄生虫による食中毒も増加しています。正しい知識を身に付け、食中毒を予防しましょう。
【問合せ】衛生課食品保健係(第2分庁舎3階)
TEL:(5273)3827 Fax(3209)1441へ。
食肉の生食等による食中毒で原因となる細菌
<カンピロバクター>
ニワトリ、ブタ、ウシ等の腸内に生息している食中毒菌で、感染すると下痢・腹痛・発熱・おう吐等の食中毒の症状が出ます。また、症状が治まった後で、手足のしびれや顔面麻痺等運動神経に障害を起こすギランバレー症候群を発症する場合もあります。
<腸管出血性大腸菌(O157など)>
ウシなどの家畜の腸内に存在する、ベロ毒素を出す細菌です。症状は激しい腹痛・水溶性下痢・血便などがあります。感染力が強く、溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳障害などを併発することもあります。特に、乳幼児や高齢者は重症化しやすく、注意が必要です。
お肉を安全に食べるためのポイント
<菌をつけない>
・使用済み調理器具は洗剤でよく洗い、清潔な器具を使用する。
・手は石けんで正しく洗う
・調理器具は肉用・野菜用等使い分ける
<菌を増やさない>
・適切な温度で管理する
・期限内に食べる
<菌をやっつける>
・肉や食肉製品(メンチカツやハンバーグ等)は、生や半生では食べず、中心部まで十分加熱する
アニサキス(寄生虫)にもご注意を
近年、アニサキスによる食虫毒の事例が増えています。アニサキスの幼虫は、サバ・イワシ・サケ・イカなどの魚介類を生で食べると、アニサキスが人の胃や腸壁に侵入して食中毒(アニサキス症)を引き起こします。アニサキスはお酢やしょうゆ、わさびでは死滅しません。
予防方法
・新鮮な魚を購入し、早めに内臓を除去し、低温で保存する
・中心部までマイナス20℃で24時間以上凍結する
・よく加熱する
ロコモ予防で健康寿命を延ばそう
ロコモとは、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)の略称で、関節の痛みや筋力の低下により、歩く力が衰えた状態のことです。新宿区では、65歳以上の5割強の方がロコモの恐れがあるとされています。今日から始められるロコモ予防を実践してみませんか。
【問合せ】健康づくり課健康づくり推進係(第2分庁舎分館1階)
TEL:(5273)3047へ。
7つのロコチェックでロコモ確認
- 片脚立ちで靴下が履けない
- 家の中でつまずいたり滑ったりする
- 階段を上がるのに手すりが必要である
- 家のやや重い仕事が困難である(掃除機の使用、布団の上げ下ろしなど)
- 2kg程度(1リットルの牛乳パック2本程度)の買い物をして持ち帰るのが困難である
- 15分位続けて歩くことができない
- 横断歩道を青信号で渡り切れない
▸1つでも当てはまれば、ロコモの恐れがあります。運動や食事によるロコモ予防を始めましょう。また、「ひざが痛い」などの症状がある場合は医療機関を受診するなどの対処が必要です。
▸チェックの数が0の場合でも、ロコモ予防を始めましょう。筋力・筋肉量や骨密度は40歳前後から低下していきます。
「運動」と「食事」でロコモ予防しよう
<下肢筋力をつける「簡単スクワット」>
①イスに腰をかける
②机に手をついてゆっくり立ち上がり、ゆっくり座る
これを5~6回繰り返し。1日3セットを目安にしましょう。痛みがあるときは、無理をしないで下さい。
<いろいろ食べて栄養バランスアップ>
特に不足しがちな魚・肉・卵などのたんぱく質は積極的に取りましょう。
・毎日食べたい10品目のリスト~毎日最低7品目以上を目指そう
・肉類
・卵
・魚介類
・牛乳・乳製品
・緑黄色野菜
・大豆・大豆製品
・いも類
・果物
・海藻類
・油脂類
女性の健康づくりサポーター養成講座・研修
①協力員養成講座
講座で得た知識を家族や友人に伝えるなど、できる範囲で活動することを目指します。
【日時】
7月3日(火)午後2時~3時30分・午後6時30分~8時
8月2日(木)午後6時30分~8時(各回同じ内容)
【内容】 女性ホルモンの変化と世代ごとの健康課題
②推進員養成研修
将来的に、できる範囲で女性の健康づくりのボランティア活動に取り組むことを目指します。
【日時】
7月12日(木)・19日(木)・25日(水)
8月14日(火)
時間はいずれも
▸A午後3時30分~5時
▸B午後6時30分~8時
(ABとも同じ内容)全4回
【内容】 女性のライフステージ(思春期・性成熟期・更年期・老年期)ごとの健康課題と対処方法
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・<以下共通>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【対象】 新宿区内在住・在勤・在学の方、40名
【会場】 四谷保健センター(三栄町25)
【申込み】6月27日(水)から電話で女性の健康支援センターへ(四谷保健センター内)
TEL:(3351)5161
先着順。委託あり。