更年期で問題となるのは、口腔乾燥症(ドライマウス)と骨粗しょう症です。

口腔乾燥症(ドライマウス)は、老化とともに唾液の出る量が少なくなることによっておこります。唾液が少なくなると、ムシ歯や歯周病を引き起こす細菌の活動が活発になり、炎症が進み、口臭の原因にもなります。

骨粗しょう症は、45歳前後での女性ホルモン(エストロゲン)の分泌低下が関連し、骨の形は変わらないのに骨の量が減り、骨の中がスカスカになる病気です。これにより、骨折の危険性が高まるほか、歯を支える骨の密度が低下するので歯周病が進行しやすくなるのではないかと言われています。

ではここでもう少し、女性特有ともいえる病気に着目してみましょう。