加齢に伴って唾液の分泌量が少なくなります。
唾液が減るとさまざまなお口のトラブルを招きます。唾液が積極的に出るようにする、お口の体操をご紹介します。簡単なことですが、続けることで、効果がでてきます。また、舌やお口の周りの筋肉が鍛えられることで、呼吸や食べ物の飲み込みがスムーズになる効果も期待できます。いつでもどこでも気軽にできる体操です。今日から始めてみませんか?

こんな症状はありませんか?

・口が渇く
・食べ物が飲み込みにくい
・起きると口がネバネバする
・口臭がある。
・入れ歯がすれて痛い。
・会話しづらい。
・水を飲むとむせる。

こんな症状に心当たりがある場合は注意が必要です。

噛む、飲み込むなどの動作は唇や舌、お口の周りの多くの筋肉がスムーズに働く必要があります。舌をはじめ口の機能が低下すると、飲み込む力(嚥下能力)が低下します。それを防ぐために普段の生活のなかで、空いている時間に、簡単な運動を習慣化するだけで、舌や口の周りの筋肉を鍛えることができます。

「唾液腺マッサージ」や「パタカラ体操」、「あいうべ体操」など行なって筋肉や唾液線がしっかり働くお口の状態を維持しましょう。
ご自分で簡単にできる体操をいくつか紹介します。

パタカラ体操

パタカラ体操

パタカラ体操のやり方。パ パ パ‥」と早く連続で8回発音します。次に同じ様に「タ」「カ」「ラ」も8回発音します。最後に「パタカラ」とはっきりと連続で3回発音します。

あいうべ体操とブクブク体操

あいうべ体操とブクブク体操

あいうべ体操は、1日30回行なうと良い。疲れやすい人は2~3回に分けて行なって下さい。乾燥していない場所で行なうのが良いので、お風呂で行なうのがオススメです。ブクブク体操の効果は、噛むことが容易になる、食べこぼしが減る。 口呼吸から鼻呼吸に改善する、表情が豊かになる。

唾液腺マッサージ

唾液腺マッサージ

唾液腺マッサージのやり方。お食事前に行なうのが効果的です。