血糖値が高めの方へ

糖尿病は歯周病を確実に悪化させます。

糖尿病は血液中の糖の濃度が高くなる病気です。
現在600万人の方が治療をしているといわれ、予備軍もあわせると、約1200万人とも言われています、じつに日本人の約10%の人に関連があります。

網膜症、腎症、神経障害が三大合併症として有名ですが、歯周病も合併症の一つとして注目されはじめました。

糖尿病の人は、そうでない人に比べて約2倍歯周病が起こりやすいと言われています。糖尿病による高血糖状態が体の免疫機能を低下させたり、血管に障害を与えて、さまざまな合併症を引き起こすことから、口腔内にも同様な変化が起こると考えられています。

逆に歯周病があると、血糖コントロールが難しくなり、糖尿病を悪化させるという悪循環に陥るということもわかってきて、歯周病の治療をすることで血糖コントロールも改善し、血糖値も低下したという事例もあります。ですから、歯周病を治療することで糖尿病の治療にもよい結果が生まれることが期待されています。

健康診断などで血糖値が高いと言われたら、食生活や運動不足に注意するとともに歯科医院で歯周病チェックを受けましょう。