睡眠時無呼吸症候群~歯科との関係は?~
“睡眠時無呼吸症候群”という病気を聞いたことがある人も多くいるかと思います。
いびきの音がうるさいなど家族から試適されたことがある人は、もしかしたら睡眠時無呼吸症候群という病気が潜んでいるかもしれません。
今回は睡眠時無呼吸症候群について詳しくお話しします。
睡眠時無呼吸症候群とは?
睡眠時無呼吸症候群とは、寝ている時に呼吸が浅くなったり、断続的に呼吸が止まってしまう病気です。呼吸が止まることで血液中の酸素濃度が低下します。そのため、目を覚まし、再び呼吸を再開し始めますが、眠りだすとまた止まってしまいます。これを一晩中繰り返します。
睡眠時無呼吸症候群の症状は?
先ほどお話ししたように、一晩中寝たり起きたりを繰り返すためしっかりとした睡眠がとれず、日中に強い眠気がでてきます。また、睡眠中に気道が狭くなり大きないびきをかく、寝れていないため疲れがたまりやすく、集中力が落ちたり頭痛を引き起こすこともあります。
体にも影響を及ぼします
睡眠不足になることで酸素が不足し、心臓の動きが強まり高血圧になったり、動脈硬化も進み、心筋梗塞を起こしやすくなります。
また、ストレスなどにより、血糖値やコレステロール値が高くなり、糖尿病など様々な生活習慣病に繋がります。
睡眠時無呼吸症候群の原因は?
原因は、舌の大きさが大きいために喉がふさがれている、肥満により首が太くなり気道が狭くなる、鼻からの空気の通り道が曲がっているなど様々です。
睡眠時無呼吸症候群の対処法は?
睡眠時無呼吸症候群の場合は、とにかく睡眠時にしっかりと空気が通るように呼吸することが大切です。
肥満の方はダイエットを行い気道を通してあげる、マウスピースを作成して咬み合わせの調整を行い、気道が狭くならないようにすることなどがあります。
また、横向きで寝て気道が狭くならないようにしてあげることも大切です。
就寝前の飲酒、喫煙も控えた方がよいでしょう。
気になることがあればご相談ください
いびきなど、お口の中で気になることがあればお気軽にご相談ください。
マウスピースは歯ぎしり用やスポーツ用のマウスピースとは形が異なります。
保険が適用されるものと自費治療のものがありますのでご自身に合ったものを作成するようにしましょう。