東京都新宿区のえばた歯科は新宿センタービル5Fの歯科|歯列矯正・審美治療治療についての説明を皆様に十分理解していただけるように心がけています。
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タグ : 歯周病

健康で長生きをするためには歯と口の健康から

新宿区からのお知らせ 

健康で長生きをするためには歯と口の健康から

元気に長生きするためには、生活習慣病の予防が大切です。生活習慣病の1つである「歯周病」は、細菌が歯と歯肉の間の深い溝(歯周ポケット)で繁殖して起こる炎症で、全身の病気に密接に関係していることが分かっています。歯周病を防ぎ、健康的に過ごすための新宿区の取り組みを紹介します。

スタッフの説明の様子

【問合せ】健康づくり課健康づくり推進係(第2分庁舎分館1階)TEL:03-5273-3047

歯周病と全身の状態の深い関係

歯周病が原因で、細菌が体内に入ったり、炎症により「サイトカイン(細胞から分泌されるタンパク質。炎症などにも関わる物質で、糖尿病、早産等にも影響する。)」などの物質が体内に放出され、じわじわと他の臓器にまで影響を与えることがあります。さらに歯周病でよく噛めないことで食生活が偏ることも、健康に影響すると考えられます。

逆に、全身の病気が歯周病など口の中の病気に大きく影響を与えることもあり、両者は深い関係にあります。特に歯周病と糖尿病は、お互いに悪影響を及ぼし合うことがさまざまな研究で分かっています。

高齢になってもおいしく食べて健康的に過ごすために

加齢や病気で、食べたり飲みこんだりすることが困難になる「摂食嚥下障害」は、肺炎や窒息事故につながることもあり、うまく食べることができなくなることで低栄養になることもあります。早めに気付き対応することが大切です。まずは下の「ごっくんチェック表」でご自身の症状をチェックして、該当するものがあれば、摂食嚥下障害を疑い、かかりつけ医・歯科医、新宿区の在宅医療相談窓口(TEL:03-5312-9925 FAX 03-3226-2237)等に

相談しましょう。

🌸ごっくんチェック表🌸

  • 1年以内に肺炎と診断された
  • 6か月間で2~3キロ以上の体重減少があった
  • お茶や汁物でむせることがある
  • 喉に食べ物が残る感じがする
  • 食べるのが遅くなった
  • 半年前に比べて硬いものが食べにくい
  • 口の渇きが気になる

歯科講演会「口から考える健康長寿」

誤嚥性肺炎の予防、いまからできること

【日時】12月7日(木)午後2時~3時30分

【講師】梶原直子先生/新宿区歯科医師会理事・中井駅前歯科

【会場】落合第二地域センター(新宿区中落合4-17-13)

【対象】新宿区内在住・在勤の方、30名程度

【申込み】電話かファックスで、①催し名 ②〒・住所 ③氏名(ふりがな) ④電話番号 を記入し、健康づくり課健康づくり推進係へ。先着順。

年齢に応じた歯と口の健康づくりを

幼児期~虫歯を防ぎ、しっかり食べる口を育てよう~

  • 歯と口の健康チェックとフッ素塗布

新宿区内在住の3歳~6歳児は、新宿区の協力医療機関で年2回、無料で健康チェック(歯科健診)と、歯の質を強くし、むし歯になりにくくする効果のあるフッ素の塗布を受けられます。対象の方には、4月末に新宿区から受診票(2回分)を発送しています。受診票がお手元にない方は、健康づくり課健康推進係へご連絡ください。

  • もぐもぐごっくん歯科相談

保健センターで2か月に1回実施しています。お子さんの「食べること」への心配事について、口腔機能専門の歯科医師が個別相談に応じます。

【問合せ】各保健センターへ。

牛込 TEL:03-3260-6231
四谷 TEL:03-3351-5161
東新宿 TEL:03-3200-1026
落合 TEL:03-3952-7161

青壮年・更年期~むし歯や歯周病を早く見つけて予防・治療しよう~

  • 歯科健康診査

新宿区の協力医療機関で年1回、400円の自己負担で受診(問診・口腔内診査・歯科保健指導)できます(12月28日(木)まで)。20歳・30歳・40歳・50歳・60歳・70歳・75歳・80歳の方には、5月に受診票を発送しました。上記の年齢以外の方、上記の年齢で受診票がお手元にない方は、健康づくり課健康づくり推進課へご連絡ください。

※70歳以上の方、生活保護を受けている世帯・28年度の住民税が非課税の世帯は無料

(非課税の世帯は、受診前に非課税であることを確認するための同意書の提出が必要)。

高齢や障害で通院が困難な方へ

在宅で寝たきり等の理由で通院が困難な方には、訪問歯科診療を行う歯科医療機関を紹介します。

【問合せ】

新宿区歯科医師会 TEL:03-3200-5064
四谷牛込歯科医師会 TEL:03-3356-6367

の在宅歯科相談窓口へ。

歯科健診を受診して健康な歯を保ちましょう

新宿区からのお知らせ

「健康も 楽しい食事も いい歯から」

歯科健診を受診して健康な歯を保ちましょう 

6月4日~10日は「歯と口の健康週間」です。

歯周病は、歯を失う原因のひとつで、糖尿病の悪化につながるなど全身の健康とも関係しています。いつまでも自分の歯でおいしく食事を楽しむためにも、若いうちから定期的に歯科健診を受診して、歯と口の健康を保ちましょう。

【問合せ】健康づくり課健康づくり促進係(第2分庁舎分館1階)TEL:03-5273-3047

✿20歳以上の方は歯科健診のご利用を✿

定期的に健診を受けて、歯の病気を予防しましょう。

【期間】6月1日(水)~12月28日(水)

【対象】新宿区内在住で20歳以上の方

※平成29年3月31日(金)までに20歳になる方も対象です。

【内容】問診、口腔内(歯と歯ぐきの状態)の診査、総合判定。

必要な方には歯科相談と指導

【費用】400円

※70歳以上の方、生活保護を受けている世帯の方、平成28年度の住民税が非課税の世帯の方は無料(非課税の世帯は受診前に非課税であることを確認するための同意書の提出が必要)

【受診方法】

新宿区が発行する問診表・受診票をお持ちの上、指定歯科医療機関

(問診票・受診票に同封のご案内に一覧を掲載)で受診して下さい。

寝たきりなどで通院ができない方には、医師の訪問による受診もできます。

※20歳・30歳・40歳・50歳・60歳・70歳・75歳・80歳の方には、5月26日(木)に受診票を発送します。

※その他の年齢の方や、上記の年齢で受診票がお手元にない方は、健康づくり課健康づくり促進係(☎03-5273-3047)へご連絡ください。

✿歯科保健事業もご利用ください✿

新宿区内在住の方を対象に、年齢別に相談や健診を実施しています。

保健センターで実施している歯科保健事業

【対象・内容】

妊婦  産婦歯科相談

乳幼児 歯科相談(はじめて(1歳児)、にこにこ(2歳児)、もぐもぐごっくん)

歯科健診(1歳6か月児、3歳児)

成人  歯周病予防相談

高齢者 口腔ケア推進事業

その他 専門歯科相談(入れ歯、ドライマウス、歯並び、かみ合わせ)

【問合せ】保健センター

新宿区内の指定歯科医療機関で実施している歯科保健事業

【対象・内容】

妊婦  妊(産)婦歯科健康診査

乳幼児 歯と口の健康チェック(歯科健診)フッ化物塗布

成人  歯科健康診査

高齢者 要介護者・ウイルス性疾患の方等に歯科医療機関を紹介

✿歯と口の健康週間 歯科医師会のイベント✿ 

四谷牛込歯科医師会主催

新宿区内在住の方を対象に、歯の健康や相談、口の清掃方法のアドバイスなどを行います。

【日時】 6月4日(土)午後1時~4時

【会場】 善國寺境内(毘沙門天、新宿区神楽坂5-36)

【問合せ】四谷牛込歯科医師会 TEL:03-3356-6367へ。

新宿区歯科医師会主催

新宿区内在住で、80歳で20本の歯を残す「8020(ハチマルニイマル)」を達成した方の表彰式を開催します。

【日時】6月4日(土)午後3時~4時30分

【会場】東新宿保健センター(新宿区新宿7-26-4)

【問合せ】新宿区歯科医師会 TEL:03-3200-5064へ。

認知症と歯の関係

みなさん「認知症」という病気を聞いたことがあると思います。

認知症と歯には関連性があることをご存知でしたでしょうか。

高齢者

認知症とはどのような病気?

認知症は年齢を重ねるにつれて脳の働きが悪くなり、脳の細胞が死んでしまう病気です。認知症は70歳以上の方の中で2番目に多い障害疾患と言われています。昔は日本では「痴呆」と呼ばれていました。

認知症にも種類がある

認知症の中にもいくつかの種類があります。

例)アルツハイマー型、前頭側頭型認知症など

認知症と歯科との関連性

今回は認知症と歯科の関連性についてお話しします。実は歯がない人は認知症になる確率が1.9倍にもなるといわれています。ではいったいどうしてでしょう。

歯がないことで脳に悪影響が

人間は物を食べるときに脳を刺激します。そのため、歯がなかったり、残存歯が少なかったりすると学習能力や記憶をつかさどる脳などが刺激されなくなり、悪い影響を与えるといわれています。

食事をするときは意識して噛む

このように歯は物を噛むだけではなく、脳への刺激を与える働きもあります。また、物を噛むときに噛むことを意識しないで食べるのと、意識して食べるのでは脳への刺激も変わってきます。脳に良い影響を与えるためにも噛むことを意識して食事をするのもいいかもしれません。

残存歯がない人は・・・・

では、今歯がない人はどうしたらよいのでしょうか。

その場合は、インプラントで人口の歯を入れる、難しい場合は入れ歯を入れるという措置をとり、きちんと噛めるようにしましょう。

歯周病と認知症の関係

歯周病が認知症の原因であるという指摘が増えてきているのは確かなことです。歯周病で歯を早くに失うことは認知症のリスクを高めることにつながるのです。

歯周病は、糖尿病や脳梗塞などといった全身の病気にかかわります。

 

このように歯はお口の中だけでなく全身と関係しています。

しっかりと口腔ケアをしていきましょう。

 

歯周ポケットケアを始めよう

日本人の約8割の人が抱えているといわれるのが「歯周病」です。20代を迎える頃から徐々に増えていきます。40代になる頃には8割以上の人が歯周病になっていると言われています。歯周病の原因は一体なんでしょうか?

歯周ポケット

歯と歯茎の間には歯肉溝とよばれる境目の溝があります。正常な人は0.5ミリから2ミリくらいの深さです。歯周病はその隙間に歯垢(プラーク)に入り込み炎症が起きることから始まります。炎症して、歯肉溝が深くなって腫れている状態を「歯肉炎」といいます。

さらに放置しておくとどんどん進行していきます。

歯茎の腫れがさらに深くなると歯肉溝は歯周ポケットとなり、溝の深さはさらに深くなります。その溝の中に歯垢がたまり、歯垢を放っておくと石灰化して歯石になります。歯垢中には細菌がたくさんいます。そのままにしておくと細菌がポケットの中にたまってきます。やがては歯を支えている組織を破壊してしまい、最悪の場合は歯が抜けてしまいます。

自覚症状が少ない為に気づいた時には、歯周病が進行している。というようなことも少なくありません。

美味しく食べる、楽しく話すことができるのは健康な歯のおかげです。歯を失わないためにも、しっかりとケアしていくことが大切になります。歯周病の予防には歯周ポケットの歯垢を除去する「歯周ポケットケア」が重要になります。

歯周ポケットを清潔に保つためには、ブラッシングを丁寧に行うことです。歯と歯茎の間(ポケット)を意識して優しくブラシを持ち、毛先を細かく動かし歯垢をかき出すようにして磨きます。「強く力を入れず、優しく細かく」を意識して磨いてください。

歯ブラシは毛先の柔らかく、ヘッドの小さい扱いやすいものが良いでしょう。

合わせて補助用具のデンタルフロス、歯間ブラシを併用すると歯と歯の間のプラークも確実に落とすことができます。初期の歯肉炎であれば日々のブラッシングをしっかりと行うことで十分に改善できます。

そのようなことにならないためにも歯科医院での定期的な検診を行うと良いでしょう。

その人に合ったケアの方法など細かく教えてもらえるのでぜひ検診に行ってみてください。

オーラルケアについて

「オーラルケア」という言葉はご存じですか?

ORAL(お口の)CARE(お手入れ)という意味なのですが、その「オーラルケア」が全身の健康にも重要となることが最近注目されてきました。

「オーラルケア」の基本はプラークコントロールです。毎日の歯磨きで汚れをきれいに落として、お口の中のムシ歯菌や歯周病菌を減らして、お手入れしていくことが重要となります。

では、お口のお手入れがなぜ全身の健康と関連するのでしょうか?
それは、お口の中にいる細菌が、のどから肺に入って肺炎を起こしたり、歯グキの中の細菌が血液をめぐって心臓病をひきおこすことがあるからです。また、胃潰瘍を起こすピロリ菌が唾液やプラークの中に存在していることが判明しました。さらに、糖尿病とも密接な関係があるということもわかってきたので、ますます全身との関わりが濃厚となってきました。

■思春期と歯周病 ■妊娠期と歯周病 ■更年期と歯周病 

■シェーグレン症候群 ■骨粗しょう症 ■女性とタバコ

えばた歯科には、西新宿のオフィスにお勤めの女性が多数来院されています。
今回は、そんな女性にターゲットを絞ってお話を進めていきます。
女性には、男性とは異なった遺伝的背景やホルモンの違いがあるため、お口の症状にも特有の問題が現れることがあります。

では、女性のライフステージごとに、お口の変化や症状をみていくことにしましょう。

妊娠期と歯周病

妊婦さん妊娠すると、胎盤の発育に伴い、プロゲステロンとエストロゲンが産出されます。すると、これらの女性ホルモンを摂取することで増殖する歯周病原因菌の数が増加します。

つまり、歯周病菌にとっては自分たちのえさが増えた状態になるので、菌が活発になり、数が増えてしまうのです。

歯周病原因菌は妊娠12~13週目ごろになると妊娠初期の5倍になると言われています。このために、妊娠期の女性は、少量の磨き残しや歯石によって、著しい歯肉炎(歯グキの炎症)が起こりやすくなっています。

これだけではありません。妊娠した女性が喫煙したり、多量のお酒を飲んだりすると早産や低体重児出産の可能性が高くなることは有名ですが、感染症でもある歯周病も関与していることがわかってきました。

お母さんのお口の中に炎症をもたらすだけでなく、産まれてくる赤ちゃんの健康状態にも影響を及ぼしてしまうので、妊娠中はきちんと歯磨きをしてお口の中を清潔に保ち、歯医者さんでクリーニングをすることも大切です。

歯周病と全身疾患

私たちの口の中には、常にむし歯や歯周病の原因となる細菌がいます。きちんとしたお手入れを行わないと、細菌が活発化して歯周病の病状が悪化していきます。さらに歯やその周辺部だけでなく、体のさまざまな部位に影響が及ぶこともあります。

歯周病にかかると歯ぐきが腫れたり、膿や血が出たりします。細菌が深く組織の中まで進行すると歯がぐらついて、最終的には抜けてしまうこともあります。歯がぐらつくと、うまくかめずにかみ合わせが悪くなり、全身のバランスも崩れやすくなります。
また近年、細菌やその毒素が口から血液の中に入って、肺や心臓など全身に影響が現れることもわかってきました。

歯周病は歯の病気、全身的な病気とは無関係だと思っていませんか?

歯周病は歯の病気

今まで、ある病気が歯周病を悪化させる原因のひとつと考えられていましたが、同時に歯周病がその病気を悪化させる原因にもなっていると言われるほど、互いに深い関係があります。これからどんな病気と歯周病が関係しているのか、例をあげて説明していきます。

 

1.糖尿病と歯周病
2.心臓・循環器疾患と歯周病
3.早産・低体重児出産と歯周病
4.肺炎と歯周病
5.肥満(メタボリックシンドローム)と歯周病
6.骨粗しょう症と歯周病

歯周病について

成人が歯をうしなう原因の第一は歯周病です。

日本では、40歳以上の人の80%以上の人歯周病になっているといわれています。

症状は人それぞれなので、ごく軽い人から、重症の人までさまざまですが、決して自分と無関係な病気ではありません。

歯周病とは、歯を支えている組織を知らないうちにむしばんでいる病気ですが、多くの人は、かなり病状が進行しないと、自覚症状があらわれません。このことから、歯周病の治療は手遅れになりがちです。

また、歯周病は単にお口の中だけの問題ではありません。
歯周病菌が、血管から全身を駆けめぐり、これによって狭心症や心筋梗塞になるリスクが健康な人よりあがり、流産や早産のリスクも高まるといわれています。

このように歯周病は、全身の健康に影響をおよぼす生活習慣病だといわれています。

歯がグラグラするのには理由がある?

みなさんのお口の中にグラグラしている歯はありませんか?

歯がグラグラして動揺がある場合にはいろいろな理由があります。 

1.転んだり、打撲をしたりして歯に強いダメージがあった場合。 

特に子供は頭が大きく転倒しやすく、転んだ時にすぐに手が出ず顔から転んでしまうこともあります。また大人でもスポーツ中にボールにあたったり、人とぶつかってしまったりして外部からのダメージを受けることがあります。

そうなった場合はできるだけ患部を清潔に保ち、刺激が加わらないようにしながら早めに歯科医院で治療を受けるようにしましょう。

歯が動かないよう固定をし、周りの組織を元通りにします。 

2.歯周病などで歯ぐきに炎症がある場合。 

歯周病などで土台となる骨が溶かされてしまって歯がグラグラしてきたり、歯ぐきに炎症がある場合があります。

その場合はまずお口の中のプラークなどの磨き残しを綺麗にし、歯と歯ぐきの間をマッサージするようにブラッシングします。

歯ぐきを引き締めて炎症を抑えることが大切です。

この場合も歯科医院での治療を受けるようにしましょう。 

3.歯が折れたり、歯や歯の根っこにヒビが入ったりして炎症が起きている場合。 

歯が折れた場合、自分自身で気付いて歯医者へ行く人がほとんどだと思いますが、歯にヒビが入っても症状がでてくるまで気付かない人もいます。放っておくとひどくなることもあるので異常を感じたら歯科医院を受診するようにしましょう。 

4.かみ合わせが悪い場合。 

寝ている間の歯ぎしりや、自覚の無いくいしばりなどで歯に力がかかったとき、他の歯より当たりが強い場合、その歯に負担がかかることになります。

歯と歯を支える骨の間には噛んだ時に衝撃をやわらげるクッションのような役割をする部分があります。このクッションに過度な力がくわわることで腫れたような状態になり歯がグラグラしやすくなります。

歯科医院で歯の当たりを調整してもらうことで症状はよくなります。 

5.子供の歯の生え変わり時期に乳歯の下から永久歯が生えてきてグラグラする場合 

自然に抜け落ちることが多いので心配することはありませんが、永久歯が生えてくる際に障害となることもあります。 

このように歯がグラグラするのにはいろいろな理由があります。

放っておくと抜歯になってしまったり、抜け落ちてしまうこともあります。心配な症状がある場合は早めに歯科医院を受診するようにしましょう。

お薬で治す歯周病治療についてはこちらをご覧ください

歯周病 ~見直そう生活習慣~

歯周病は生活習慣病とも言われています。その歯周病の改善の為には、生活習慣の見直しも必然的に必要になってきます。

1 食生活の改善

食生活の見直しは、歯周病に限らず何らかの病気を抱えている方、また健康な身体を維持、継続する為にも食生活は非常に重要となります。特に歯周病の原因菌は糖分をエサに増殖していくので、糖分の多い食事は歯周病のリスクが高くなります。また歯周病は糖尿病とも深い関わりがあり、共に悪化させる相互作用があります。ですから、糖尿病になりやすいような高カロリー、高脂肪、また塩分糖類が多く含まれている食事は避けましょう。この食べ物を食べれば歯周病が治る!といったものはありません。1日3回規則正しく、栄養のバランスのとれた食生活を心がけることが大切です。

2 睡眠とストレス

睡眠は脳を休ませる為に必要不可欠なもので、生命維持の為には大きな役割を果たしています。睡眠不足になると身体の免疫力が落ちます。免疫とは、文字通り「疫(すなわち病気)を免れる」という意味で、私たちの身体はこの免疫のおかげで様々な病気から守られています。
免疫力の低下は細菌感染しやすくなる=歯周病原菌に感染しやすくなる ということになり歯周病のリスクが高くなります。
また睡眠不足はストレスの原因にもなり、身体に様々な悪影響を及ぼします。ストレスも免疫力の低下を招き、さらにストレスによる歯ぎしりや、歯を強く噛む食いしばりが歯周病の進行を早めてしまうこともあります。現代人は忙しい毎日を送っており、睡眠不足になりやすくストレスも溜まりやすいと思いますが、健康な身体を保つ為にも十分な睡眠とストレスを溜め込まないように心がけることが大切です。

3 禁煙

煙草を吸っている人は吸わない人に比べて2~7倍も歯周病になるリスクが高いのです。さらには、煙草を吸うと血行が悪くなり、歯周病を悪化させる原因になります。歯周病を予防し、完治させたいのであれば禁煙は避けて通れない道なのです。

4 適度な運動

運動不足と歯周病はあまり関係のないように思えますが、運動不足だと血行が悪くなります。歯肉を通る血管の血流も悪くなり、衰えた歯肉は歯周病の進行を早めます。また、適度な運動は身体の抵抗力を高めます。ですから間接的に歯周病予防に繋がります。

以上のように生活習慣を改めることにより歯周病を予防する事はもちろん、歯周病治療後の再発や悪化の予防にもなります。生活習慣の見直し、規則正しい生活が健康への第一歩かもしれません。

若年性歯周病(侵襲性歯周炎)について

歯周病と聞くと、中高年にかけて発症する病気と思われがちです。近年、小学生や、10代、20代の歯周病も増えており、30歳以下の若年層で発症した場合を、若年性歯周病(正式名 侵襲性歯周炎)と呼ぶようになりました。

若年性歯周病の特徴は、

  1. 通常の歯周病よりも急速に進行します。
  2. 前歯と、第一大臼歯に限って発症することがあります。
  3. 家族集積性が見られることがあります。(家族集積性とは、ある形質が、特定の家族内または家系内に高い頻度で認められること)
  4. 一般的な歯周病の治療ではなかなか治りません。

若年性歯周病の原因は、

  1. 免疫抵抗力の低さがあると言われています。通常なんでもない程度の汚れに対して、若年性歯周病の方は過敏反応し、炎症を起こすのです。ですから若年性歯周病の方は慎重に口腔ケアをしていかなくてはなりません。
  2. 歯磨きの仕方や、回数、食事のとり方や、生活習慣に問題があるなど、正しいプラークコントロールができていないといった問題があります。
  3. 免疫機能、特に白血球機能低下が原因とも言われています。
  4. 特殊な細菌Aaによる感染も原因の一つと言われています。
  5. 遺伝的な問題や夫婦間での水平的感染から、子供へ垂直的感染が原因とも言われています。

若年性歯周病の症状は、通常の歯周病と変わりありません。まず歯茎が腫れて出血します。これを放置しておくと、歯を支えている骨が破壊され、歯がぐらぐらしたり、痛みを伴うようになり、最終的には抜け落ちてしまいます。歯周炎特有の口臭もあり、症状が進行すると共に口臭がきつくなります。

若年性歯周病の治療法

若年性歯周病は進行速度が早い為、早期治療が大切になります。通常の歯周病治療に加え、抗菌剤や抗生物質といった薬物療法による治療が有効な場合もあります。また症状がかなり進んでしまった場合は、歯ぐきを切開して歯石の除去を行う外科的処置を行います。

外科的処置をした後でも再発をする可能性があるために、正しい歯の磨き方を覚えるなど、日々のプラークコントロールと定期的な歯科検診を行うことが重要です。

歯周病にタバコが及ぼす影響~まだタバコを吸いますか?

近年、喫煙者の肩身も狭くなり、喫煙もいたるところで制限されています。喫煙場所が減ったことやタバコの値上げなどで喫煙率は減少していると言われています。

~~2012年「全国たばこ喫煙者率調査」(日本たばこ産業株式会社)~~

喫煙者率が減少傾向にあるものと考えております。この要因は複合的であり一概には言えませんが、高齢化の進展、喫煙と健康に関する意識の高まり、喫煙をめぐる規制の強化や、増税・定価改定等によるものと考えております。

歯周病にタバコが及ぼす影響~まだタバコを吸いますか?
日本においても禁煙キャンペーンなどが盛んに行なわれており、タバコの害については皆さんも承知のことと思います。タバコは、百害あって一利なしと言われていますが、タバコの害と生活習慣病とは密接な関わりがあります。なかでも、歯周病の方の喫煙は、最も危険な因子のひとつと言われています。

最近のデータによると、一般にタバコを吸う人は、吸わない人に比べ、3倍も歯周病にかかりやすく、また2倍も多く歯を失っているという報告があります。また喫煙本数に比例して歯周病が重症化することも分かっています。さらに、喫煙による不快な口臭、味覚の鈍麻、歯肉の黒色化や歯面の着色など口腔内環境を悪化させます。

喫煙者の歯周病の特徴として「炎症症状が少ない」ということがあげられます。歯周病はあまり症状が現れないままジワジワと進行することが多いのです。その中でも「歯茎の腫れ」「ブラッシング時の出血」は比較的自分で気づきやすい症状です。

しかし、喫煙者の歯周病ではこれらの症状が現れにくいのです。でも、これは決して歯周病が軽症だということではありません。

歯周病になると、歯茎が腫れたり、膿んだりしますが、タバコに含まれている化学物質が喫煙者の歯肉出血を減少させたり、歯肉表面を硬くすることで歯周病の症状が隠されてしまうのです。  つまり喫煙者は自覚症状がほとんどないまま歯周病はどんどん進行し、炎症症状が現れにくいために、自分で歯周病の進行に気づきにくいので歯周組織の破壊が進んでしまいます。そして重度の歯周病に進行するというわけです。

歯科医院では歯周病の進行に応じて様々な治療が行われていますが、どのような歯周治療に対しても喫煙者では治りが悪いことが報告されています。歯周病は全身の病気と密接な関わりを持っています。

歯周病になっていなくても、たばこを吸っていると歯周病へのリスクが高くなり、逆に禁煙すると歯周病へのリスクが下がりますので、歯周病を予防するためにも禁煙することをオススメします。
お口の健康も害するタバコ、この際真剣に喫煙習慣を見直して見ませんか?

歯を失ったら…  その弊害と治療方法

歯を失う二大原因は虫歯と歯周病になります。ついで、破折や、矯正の為の抜歯があります。一般的に奥歯から失われる傾向にあります。 また若い時期は虫歯により歯が失われる割合が高くなりますが、年を重ねるにつれ歯周病により歯が失われる割合が高くなります。

前歯など目立つ部分が抜けてしまったら、積極的に治療される方も多いと思います。しかし、奥歯の目立たない部分であれば、そのまま放 置される方もいらっしゃいます。ましてや、痛みも無く、多少の不便は感じてもお食事が出来るなら緊急性を感じない方も多いのではないでし ょうか?

では、歯が抜けるとどのような不都合がおこるのでしょうか?

まず、見た目や発音が悪くなります。(前歯の場合)加えて、良く噛めなくなります。食べ物を細かく噛み砕いて飲み込めないということ は、胃に負担をかけ、消化不良を招きます。きちんと栄養を吸収できなければ、免疫力の低下や、その他全身のバランスの低下に繋がるのです 。
そして、失った歯をそのままにすると、次のようなことが起こります。

  1. 残っている歯が移動してしまいます。これは、支えとなる歯を失うことにより、隣の歯が傾いてきます。また噛み合う歯を失った対向歯が どんどん伸びてきます。これは、見た目が悪くなることはもちろん、噛み合わせも悪くなります。
  2. 虫歯や、歯周病が進行しやすくなります。これは噛み合わせが悪くなくことにより、ブラッシングがしにくくなるからです。
  3. 残っている歯に負担がかかります。今まで4本で噛んでいたものが3本になれば、残りの歯に付加がかかるのは当然ですね。その結果、付加 のかかる歯の寿命は身短くなるでしょう。
  4. 下顎の位置が不安定になります。これは咬み合わせが変わってしまうことにより、噛む位置、つまりは下顎の位置が変わります。これは顎 関節症の原因にもなりますし、失った歯を回復したときに、咬み合わせが安定するまで時間がかかってしまいます。

このように、歯を失うと様々な弊害が次々に起こります。失った歯を人工物で補う治療を「補綴(ほてつ)」と言います。その方法には、 ブリッジ、インプラント、入れ歯(義歯)とありますが、それぞれ適応や、長所、短所がありますので歯科医師とよく相談して、治療を受ける ようにしましょう。

また、どの方法であっても、『治療が終わってそれで終わり。』ではありません。人工の歯は、虫歯になることはありませんが、汚れがつ きやすくケアを怠れば他の健康な歯や歯茎にまで悪影響が及びます。セルフケアとともに、歯科医院での定期健診で適切なケアを受けましょう 。

8020運動とは

8020運動を知っていますか?

日本で行われている歯科に関する運動です。
1989年(平成元年)より厚生省(当時)と日本歯科医師会が推進している「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。
20本以上の歯があれば食事は満足にできると言われています。生涯にわたって自分の歯で美味しく食事をするためにこの運動は始まりました。

ある研究データでは、70歳代の健康な高齢者の歯の平均本数が9本だったのに対して、認知症の人は平均6本、アルツハイマー型認知症の人では平均3本でした。噛むという行為が脳を活性化させ、痴呆症を防ぐと考えられています。
認知症の症状が進むにつれてお口の中の機能は低下する減少が見られます。

咀嚼時の脳を見てみると日頃よく噛んで食事をしている人程、大脳の運動部が発達していることが認められます。つまり、認知症と咀嚼が関係していることを表しています。
生涯にわたってしっかりと噛んで食事をできる人の方が元気で健康でいられるということです。

歯の数で食べられるものはどう変わってくるのでしょうか?

人間には、親知らずを抜かすと28本の歯が生えています。

◎18本~28本

たくあん、固いおせんべい、フランスパン、いか、たこ
噛みごたえのあるものや、固いものを食べることが出来ます。

◎6~17本

れんこん、お肉、かまぼこ、きんぴらごぼう、おせんべい
多少の歯ごたえのあるものでも食べることが出来ます。

◎0~5本

ばなな、うどん、軟ごはん、食パン
軟かく、食べやすいものが中心になり、歯ごたえがあるものは食べにくくなります。

歯の本数の違いで食べることができる食材が大きく変化しています。
年を重ねるごとに食の楽しみは大きくなっていくものです。その為にもしっかりとケアをして歯を守ってあげることが大切になります。虫歯や歯周病が歯を失う原因になります。歯周病の原因となるのは歯周病菌です。歯垢が溜まってしまうことにより歯周病菌のすみかを作る原因になります。そのようなことを防ぐためには、まず歯垢を溜めやすい生活習慣を改善していくことが重要になります。

  • ダラダラと間食をしてしまったり、食べ物をよく噛まずに食べていたりしませんか?
  • 日頃、たばこを吸う習慣があったり、ドカ食いをしたり、ストレスをためていませんか?
  • やわらかいものばかり好んで食べていたり、歯を磨かずに寝てしまったりしていませんか?

免疫力が落ちていたりストレスがたまったりと、様々な要因が重なると、歯周病菌が活発に活動してしまいます。これらの生活習慣が当てはまる人は改善するようにしましょう。

歯を失わない為にはセルフケアが大切になりますが、歯科医師や歯科衛生士によるプロフェッショナルケアもかかせません。あなたにあった歯磨きの方法やケアを教えてもらいましょう。小さな積み重ねが8020運動を達成することに繋がります。

歯周病とメタボリックシンドロームの関係

近年生活習慣病が急増しています。

特に問題視されるようになったのはメタボリックシンドロームです。内臓に脂肪がたまり、肥満、高血糖、高血圧などの危険因子が重なった状態を言います。また、動脈硬化の発症・進行を相乗的に進め、脳卒中、心筋梗塞、糖尿病などの生命に関わる病気の発症の確率が一段と高くなります。

生活習慣病にはたくさんの種類があり、ひとつの病気を持っていると他の病気も併発しやすいのが特徴です。病気がかなり進行しないと自覚症状も出てきません。

歯を支える骨を溶かす歯周病も生活習慣病のひとつです。歯のまわりにつくプラーク(歯垢)と呼ばれる細菌のかたまりが原因で起こり、歯ぐきでとどまっているのが歯肉炎、歯の根のセメント質や歯の根が埋まり、歯を支えている顎の骨まで広がったものを歯周炎と言います。

放置したままにすると顎の骨が溶けてしまい歯がグラグラして最終的には抜けてしまうこともあります。なんと中高年の8割に発症すると言われており、成人では歯を失う最大の原因となっています。歯周病は患者数がもっとも多い生活習慣病であると言えるでしょう。

このメタボリックシンドロームと歯周病。一見なんの関係もなさそうですよね?ですが、国内外の様々の疫学的調査により両者には深い関係があることが分かってきました。

特に関係が深いのが糖尿病です。糖尿病になると唾液の分泌量が減って歯周病菌が増殖したり、免疫機能・組織修復力が低下し、歯周病が発症・進行しやすくなります。

一方で歯周病が進むと大量のTNF-αが分泌され、インスリンの働きを悪化させ糖尿病の発症・進行を助長する恐れがあります。近年、糖尿病患者に対し歯周病の治療・管理を行うことにより、血糖コントロールが改善されたという報告もされています。

両方に共通する危険因子は肥満と糖尿です。肥満と糖尿病の両方がある人は歯周病にもメタボリックシンドロームにもなりやすいということです。

歯周病とメタボリックシンドロームは同時に進行していき、そのため動脈硬化の進行が加速し、心筋梗塞や腎臓病などで死亡する確率が高まります。

歯周病はあまり自覚症状のないまま進行し、気付いた時には重度の歯周病になっていることが多いですので、自宅での日頃のケアと定期的に歯科医院にて検診を受けるようにしましょう。

歯周病の予防はメタボリックシンドロームの予防へとつながります。規則正しい生活、栄養バランスのとれた食事をとるよう心がけましょう。

正しい歯磨き

みなさんが毎日行っている歯磨き。
きちんと正しい歯磨きができていますか?

歯磨きに理想な数字『3』
なぜ3が重要なのでしょうか。
正しい歯磨きのは、1日に3回、食後3分以内に3分間歯磨きをするというのが理想です。
食後は忙しいなどの理由で、時間がとりにくかったり、朝・夜は磨くけど、お昼は磨かないという人が多いのではないでしょうか。
しかし、毎食後時間を作り歯磨きをすることが重要なのです。

寝る前に歯磨き
1日3回の中でも一番重要なのが寝る前に歯磨きをすることです。
夜食後すぐに歯磨きをするのが理想ですが、それが難しいという方には、寝る前の時間があるときに歯磨きをすることをおすすめします。
寝ている間はだ液の量が日中と比べると減ります。
だ液には細菌の増殖を抑えたりする作用があるため、きちんと歯磨きをしないと、寝ている間に細菌は増殖します。そのため、歯周病、虫歯などが進行していきます。

起きてから歯磨き
寝る前の歯磨きの次に重要なのが、朝起きてから歯磨きをするということです。
寝ている間に増殖した細菌を減らす効果があります。
しかし、朝1回歯磨きをしたからといって、朝食を食べた後はしなくていいという訳ではありません。
そのため、朝時間がなかったりする場合は朝食後磨くようにしましょう。

しかし、酸性の食事をした後や、歯が溶けやすい体質の人は、食事した後すぐ歯を磨いてしまうと歯が削れてしまう恐れがあります。そのため、食事した後1時間以上してから磨いた方が良い場合もあります。

磨く回数は多い方が良いわけではない?
あるアンケートで1日に歯を磨く回数を調査した結果によると、1日2回磨くという人が圧倒的に多い結果のようです。

アンケートはこちら

1日4回以上磨くという人もいますが、磨きすぎてしまうのも逆に歯ぐきを傷つけてしまうことがあります。
よく、歯と歯ぐきの間を磨くようにしましょうという話を聞いたことがあると思います。
なぜかというと、歯と歯ぐきの間のところに一番汚れがたまりやすく、磨き残しが多いためです。

しかし、歯ぐきは粘膜なので、あまりにも頻繁に磨いてしまうと傷が付いてしまいます。
わかりやすく説明すると、目がかゆいとき目をかきすぎると、炎症が起きますよね?
どこかかゆいところがあり、かきむしってしまうと傷ができますよね?
それと同じことです。

歯を磨く回数は理想的には3回ですが、人それぞれです。
さっと簡単に磨くのではなく、しっかり歯面に歯ブラシをあてて、磨き残しのないように磨くようにしましょう。

たばこと歯周病

歯周病とはお口の中の歯周組織が歯垢:プラークに含まれる細菌の塊によって引き起こされる、歯肉や歯を支える骨悪影響を与える病気です。

細菌によって引き起こされる感染症です。
歯と歯肉の周りに繰り返し炎症が置き、歯ぐきが痩せてしまい骨にも変化をもたらし、やがては歯が抜けてしまう恐ろしい病気です。
昔は「歯槽膿漏」と言われていましたが近年では「歯周病」と呼ばれています。

歯周病の症状について

慢性疾患であり、ほとんど症状が無く進行していきますので自覚症状が出て気付いた時にはかなり進行している場合が多いでしょう。

近年この歯周病のリスクを高めるものとして「たばこ」があげられます。
たばこを吸う人は、吸わない人に比べて歯周病にかかるリスクが3倍も上がると言われています。
さらにたばこを吸っている人は歯周病の治療を行っても治りにくい、効果が出にくいとも言われています。

たばこはなぜ悪いのでしょうか?

たばこに含まれる「ニコチン」という物質が血液の流れを悪くしてしまい、歯肉の血管を収縮させて、血流障害を起こします。
歯肉の血管だけでは無く体全体の血管の流れも悪くなるので体全体の抵抗力も下げてしまいます。
病気にかかりやすい状態になりますので歯周病にかかりやすくなります。
「ニコチン」は有害物質ですから歯周病だけではなく、他の病気にもかかりやすくなります。他にもたばこのせいで歯周病の原因である歯垢や歯石が付着しやすくなります。
たばこに含まれる色々な成分が白血球を刺激するので歯肉の炎症が強く出ます。歯肉の老化も喫煙しない人よりも10年から20年は進みますので、早いうちに歯を失うことにもなります。

たばこは歯周病を悪化させるだけでなく、他にもお口の中に様々な悪影響を与えます。たばこのヤニで歯が汚れてしまったり歯肉にメラニンが沈着するので歯肉に色が悪くなります。
舌の表面につく舌苔にもヤニが付くので口臭が発生します。
ヤニまみれの舌苔をそのまま放って置くと味覚も感じにくくなるので味が濃いものを摂取するようになってしまいます。
生活習慣病にも繋がります。

他にもお口の中の病気にかかる確率も上がります。
口腔ガンリスクが非常に高くなります。喫煙者の口腔ガンによる死亡リスクは3倍にも上がるといわれています。

歯周病を悪化させるだけでは無く、全身の様々な病の原因となるたばこです。
一生を健康に過ごす為にもぜひ禁煙を始めてみてはいかがでしょうか?

知っておこう!赤ちゃんのお口の中!

みなさんは、赤ちゃんの歯がいつごろから生えてきたり、どのように歯を磨くのか知っていますか?

今回は赤ちゃんの歯やお口の中について詳しくお話したいと思います。

赤ちゃんはいつから歯が生えるのでしょうか?

みなさんも知っているように、生まれたばかりの赤ちゃんはまだ歯が生えてきていません。
一番初めに生えてくる歯は6ヶ月頃に下の前歯が2本生えてきます。
次に10ヶ月頃に上の前歯が2本生えてきます。
そして1歳になった頃に、上下4本ずつ前歯が生えてきます。
1歳4ヶ月頃に上下左右1本ずつ奥歯が生えてきて、2歳6ヶ月頃にはさらに上下左右の奥歯が1本ずつ生えて乳歯が生えそろいます。
生えそろった乳歯は全部で20本です。

赤ちゃんの口の中には、虫歯の菌や歯周病の菌は存在しません。
そのため生まれたばかりの赤ちゃんは、最初の感染は親などの唾液からの感染と言われています。
例えば、お母さんが口にした食べ物を赤ちゃんの口に運ぶことで感染したり、お母さんから口移しをしたり、可愛さゆえにキスをするなどでも感染すると言われています。
しかし、いくら感染しないように気をつけていても、何らかの理由でいつかは感染してしまうことがあると思います。
ここで大事なことは、お母さんのお口の中に歯周病や虫歯などを作らないことです。
もし虫歯や歯周病になっていたら放置しないで歯科医院を受診するようにしましょう。
出産前につわりなどの症状がなければ、定期的に検診にいくのもいいのかもしれませんね!

赤ちゃんの歯はどのように磨いたらよいのでしょうか?

最初の歯が生えかけのうちは、お母さんの人差し指などにガーゼを巻きつけ、歯ぐきの部分や、歯の先端などを拭きとってあげる方法でお口の中を清潔にしてあげましょう。

歯が半分くらい生えてきたら、小児用の歯ブラシで歯磨き粉は使わず、優しいタッチで小刻みに磨いてあげてください。

お母さんだけが磨くのではなく、お子さん自身にも歯磨きに興味をもってもらうのも大切です。
最初は、歯ブラシをお口の中に入れる練習をしましょう。
磨かなくても入れるだけで、歯ブラシに慣れてもらいましょう。
歯ブラシを嫌がらずに口に入れられるようになったら、少しずつブラッシングが出来るように練習をしていきましょう。

初めのうちは、一人できれいに磨くのは大変なので、しっかりお母さんが仕上げ磨きをして清潔なお口の中を保つようにしましょう。

歯ぐきのマッサージで歯ぐきケア

歯ぐきをじっくりと見てみましょう。どんな色をしていますか?
綺麗なピンク色でしょうか?少し黒っぽくなっていますか?
または腫れていたりしませんか?

歯は毎日磨くけれど意外と、歯ぐきの事はついつい忘れがちです。
健康な歯ぐきの状態について考えてみましょう。
健康な歯ぐきとは、淡いピンク色をしています。歯と歯の間の歯ぐきは綺麗な三角形になっているのが健康な状態です。目で見てすぐ分かりますからみなさんもチェックしてみて下さい。歯を家に例えると、歯ぐきは家の「土台」の部分になります。
土台が悪いと家はやがて崩れてしまうのと同じように、歯ぐきの状態が悪いとやがて歯が抜け落ちてしまう原因になります。

歯ぐきは、お肌と同じ成分で出来ています。お肌はケアはこまめに行う人は多くいますよね。同じように歯ぐきのケアも必要なんです。お肌のお手入れを怠ればどんどんと老化していくのと同じで歯ぐきもお手入れを怠れば老化して行ってしまうのです。

若いのに、お肌が艶が無く老けて見える人もいますし、60代の方でも若々しいお肌を持った方もいらっしゃいます。日頃のお手入れが関係してこのような違いがでてきます。
歯ぐきにも同じ事が言えるのです。

歯ぐきの老化で一番の原因は歯周病、喫煙です。
歯周病が進行して行くと歯ぐきはどんどん変化していきます。
健康な歯ぐきの引き締まった淡いピンク色から、

軽度→歯と歯の間が少し腫れて赤くなります。
歯ぐきの三角形部分が丸くなります。

中等度→歯石が付着、出血が見られる。
歯ぐきが少し下がってくる。骨の破壊が進み始めている。

重度→さらに歯石の付着が多くなる。
骨の破壊もさらに進む。歯は揺れる。

長期の喫煙をしている人程、中等度~重度の歯周病の割合が多くなっています。
ニコチン等の有害物質などが血管を収縮させるので、歯ぐきを低酸素状態にして免疫力の低下を引き起こすと言われています。

歯ぐきの腫れが少なく、ブラッシング時の出血が少ないので進行しても強い自覚症状が現れない為に、気付いたときにはかなり進行しているという事も少なくありません。
健康な歯ぐきを保つには禁煙についても考えなければいけません。

お肌のケアと同じように歯ぐきのケアも必要と先ほどお話しましたが、ここでは毎日ご自分でできる歯ぐきのマッサージについて説明したいと思います。

  1. まず前準備として歯みがきをして、きれいに汚れをとる。
  2. 人差し指の腹を使って、歯と歯ぐきの境目と歯ぐき全体をゆっくりとなでる。
  3. 同じように人差し指の腹で、上下の歯一本一本の歯と歯ぐきの境目の三角形の所(歯間乳頭部)を小刻みにこする。

血行が良くなる入浴時に行うと効果的でしょう。また、マッサージを行う時は爪などで傷つけてしまわないように優しく丁寧に行いましょう。
マッサージ前の歯磨きでも、柔らかめの歯ブラシで歯と歯ぐきの間を優しくマッサージするように磨くのも良いですね。

お肌のケアと合わせて歯ぐきのケアも初めてみませんか?

歯磨剤の効果!

みなさんはよく歯磨きの時に歯磨き粉(歯磨剤)を使用しますよね?
では歯磨き粉にはどういう効果があるのか知っていますか?
お口の中の汚れであるプラークなどは、うがいをしただけではなくなりません。
そのためみなさんブラッシングをするわけですが、ブラッシングの際、歯磨剤をつけて磨くとただブラッシングをする時よりもプラークの除去効果を高めることができます。

では他にはどのような効果があるのでしょうか?

1、虫歯を防ぐ
虫歯というものは、歯にくっついたプラーク中の細菌が作り出す酸によって歯が溶けてしまうことを言います。
虫歯を防ぐために大事なことは、プラークを除去することが一番です。
歯磨剤には、歯の耐酸性の向上をするフッ化物の入った歯磨剤や、プラークの除去を促すことはもちろん、プラークの付着防止などにも効果があります。
また、歯の再石灰化促進作用のあるものも売られています。

2、口臭を防ぐ
よく歯周病などの患者さんは口臭を自覚症状として訴えます。
口臭の9割は口の中の汚れや、歯周病、虫歯が原因となります。
そのため、プラークなどを取り除くことで口臭はある程度防ぐことができますし、歯磨剤の中にはミントなどの香料を配合したものも売られているので、口臭を防ぐのと同時に口の中を爽快にします。

3、プラークを除去する
先ほども書いたように、歯磨剤をブラッシングと併用することで、プラークの除去効果が高まり、再付着を防ぐ効果があります。
プラークは歯周病や虫歯の、口臭の原因となるだけでなく、歯石の沈着などにもつながります。
ブラッシング効果をあげるためにも歯磨剤を併用してみてはいかがでしょうか?

4、歯石を防ぐ
歯石とは、プラークが唾液中のカルシウムなどによって石灰化してできる硬い石のような物質です。
プラークが歯石になってしまってからでは、もうご自身のブラッシングで取り除くことはできません。
歯石を防ぐ為に大事なことは、歯磨剤を使用しプラークを除去することです。
最近では歯石の沈着を防ぐ歯磨剤も売られているのでぜひチェックしてみてください。

5、歯を白くする
ステインやタバコのヤニなどで汚れてしまった歯を白くすることができます。
ステイン用の歯磨剤も最近はでてきましたね。

6、歯肉炎、歯周病を防ぐ
歯肉炎は、磨き残しなどのプラークがあると歯茎が炎症を起こし、腫れたり、出血したりします。
歯周病は、プラークや歯石などが原因でどんどん進行していきます。
歯磨剤を使いブラッシングすることで、歯周病菌の増殖を抑制したり、炎症を抑制したり様々な薬効成分が含まれているので歯周病などを防ぐ効果があります。

このように、最近ではいろいろな用途にそった歯磨剤があります。
ぜひ、使ってみてはいかがでしょうか?

続・歯周病治療の料金について考える

先月の『歯周病治療の費用と健康保険』に引き続き、「歯周病治療は保険が効くか」という質問について考えてみたいと思います。

先日来院された30代のOLの患者さんからのご質問は、先月まで他の歯科医院に通っていましたが、歯肉の精密な検査の結果、かなりひどい歯槽膿漏と診断され、歯と歯茎の間に固まっている歯石をきれいに取り除く治療をするのに保険が効かないといわれましたがどうでしょうか、というご質問でした。

一般的に、歯医者さんの治療で保険が効かないのは「差し歯」とか、最近では「インプラント」のような「歯を入れる治療は保険外」というように思っている患者さんが大半かと思います。
ところが、歯周病の治療やむし歯の治療のような、いわゆる「歯を入れる」という治療方法以外にも保険外の部分があります。

従って、このご質問に対する回答は、「歯周病治療は保険が効く」と単純に答えられない部分があります。
前回も書きましたように、ごく一般的な歯周病の初期治療には、6回に分けて固まった歯石をきれいにする治療を行います。

この治療方法を説明された前記の女性患者さんは、「保険はきかないのですか?」と質問をしたところ、保険では歯肉より上についている歯石しか保険適用されないとの説明を受けたそうです。
この前医の先生の回答は、もしこれだけの説明だけだとしたら保険医療養担当規則という厳しい法律に違反する「虚偽の説明」ということになります。なぜならば「歯肉の下の部分に固まっている歯石を取り除く治療」は、完全に保険適用と明記されているからです。

ただし「もしこれだけの説明だけだとしたら」と断ったのは、場合によっては歯科医師の自由裁量によって、保険適用の治療方法の適応外で、保険給付外治療方法の選択が望ましいと説明した上で、自由診療を行うことは問題ありません。

どういうことかと言いますと、保険医でありながら保険給付可能な診療を拒否する事は保険医療養担当規則違反にあたりますが、「一般には保険給付の対象の治療ではあるが、当院ではその治療方法は行いません」ということは歯科医師の自由裁量ですから、十分な説明を聞いた上で、患者さんの自己責任で当該医療機関での受療を判断する必要があります。

日本における国民皆保険制度は、「患者さんの判断で、どの医療機関を受診することもできる」という、世界にも類を見ない素晴らしい制度です。そのような素晴らしい制度には、当然のように患者さんの側にも「医療機関は自分で判断する」のは自己責任ということでもある訳です。

歯周病治療の費用と健康保険

時々、「歯周病の治療は保険が利きますか」「歯石除去は保険適用外ですか?」などのご質問を頂くことがあります。
基本的に歯周治療はレーザー治療や特殊な薬を用いた治療を除いて、歯肉を切開して、頑固な歯石を取り除く、あるいは細菌に侵された骨の表面を健康な状態に戻す歯周外科手術に至るまで全て保険適応内となります。

もちろん歯周治療を自由診療で行っている先生方も大勢おられますが、最近の健康保険制度では歯石除去、歯垢・歯石の掻爬、歯周外科処置、病状が安定した後の定期的なメンテナンスまで保険が適応されます。原則としては保険医指定を受けている場合は、保険医療養担当規則という厳しい法律があり、保険適応の診療を拒否する事は出来ません。

一方では、その療養担当規則同様に、本来は自由裁量である医療行為を、歯石除去は何回まで、使える薬は○○と○○に限る、再発しても一定期間は再治療禁止などの事細かな規則があるのも事実です。そういう規制は患者さんのためにならず、それを理由に歯周治療を自由診療で行っている先生方がおられます。

例えば、一般的な歯周病治療歯は、口の中を上下に二分割して、さらに上顎・下顎を左右の奥歯と前歯の三つのブロックに分けて、合計六分画に分けて治療をします。

この治療は校正中立な立場から見ても、少なくとも一回1万円位が妥当と言うのが歯科医師の大半の意見です。ところが健康保険制度では、わずかに3千円位しか給付されません。この場合、患者さんの窓口負担は千円程度ですので、受診率の向上には役立っています。

もし窓口負担が毎回3千円~4千円だったら、「もうちょっと悪くなるまで我慢して、痛みが出たら歯医者に行こう」という患者さんが増えてしまいます。

そうは言っても、歯科医師の大半の意見が、少なくとも一回1万円位が妥当な治療が、保険医療養担当規則に従った場合は3千円では、良心的な先生方ほど歯周治療を自由診療で行いたくなる気持ちもご理解頂ければと思います。

これらの説明は、あくまでも一般論ですので、歯科医院や地域(都市部と地方)では異なる場合もあります。

実際にご自身が治療を受ける際には、よく説明を聞いてからご判断頂ければ幸いです。

また、「安いから」「高いから」という治療費だけで歯科医院を選択するのではなく、ご自身の健康増進のためのコストパフォーマンスを考慮して、最も適切な歯科医院をご選択頂ければと思います。

歯周病治療に限らず、治療費や治療方法の説明に時間をかけてくれる歯科医院をお勧めします。

歯周病のお話はこちらから⇒

歯茎からの出血が招く恐ろしい病

「たけしの健康エンターテインメント! みんなの家庭の医学」で紹介された歯周病のどんでん返しを知りたい方へ

2010年10月12日放映の「たけしの家庭の医学」では、「歯茎からの出血が招く恐ろしい病」というタイトルで、歯周病について解説していました。実例として番組で取り上げられた【13年程前から徹底した健康管理をしていたが、わずか1分しか歯磨きをしていなかった71歳の主婦】の話には驚きました。

その女性は、人一倍身体には気を遣い、魚と野菜中心のヘルシーな食事を採り、毎日1時間のウォーキングも欠かさないというほど健康意識が高かったが、歯磨きに関してだけは、わずか一分程度のおおざっぱなものだったという。良く聞いてみると60歳近くまで全て自分の歯で、いわゆる「歯医者知らず」だったとのこと。

そのため、歯ぐきからの出血もたいして気にも留めず、「健康」を謳歌していたようだ。ところが、あるとき歯ぐきの腫れが原因で歯科を受診して重度の歯周病ということが判明。番組の表現によれば「熟れたトマトのように赤く大きく腫れ上がった」そうだ。

驚いた本人は、半年間きちんと歯科に通い続け、治療後も丁寧な歯磨きを心がけていたと言う。

ところが、、、、悲劇は2年後のある日、突然起こった。

ある日の朝、散歩中に、これまで経験したことのないような激しい喉の渇きを覚え、夜間にも異常な渇きが続くため、内科を訪れると、重度の糖尿病と診断されたそうだ。

最近の研究によれば、歯周病菌が糖尿病の発症を促す因子として注目されている。

いつものようにフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』で「糖尿病と歯周病の関係」を調べてみると、歯周病菌が血管の中に侵入し炎症が起こると、サイトカインという物質が出来る。このサイトカインというのは「白血球の汗」と呼ばれ、白血球が進入してきたバイ菌や異物を攻撃する時に出る「汗」で、言ってみれば人間の免疫機能の主役の一人と言っても良い。

ところが、このサイトカインの一種である「TNF-α」という物質が、出血性の壊死を生じさせるという怖い働きをして血液中のインスリンの働きを妨げ、血糖値を上昇させ、重度の糖尿病となってしまう。

もちろん番組の中でも言っているように、歯周病菌だけで糖尿病が発症するワケではないが、食生活の問題などが加わり、歯周病菌が糖尿病の後押しをしてしまうと考えられているということのようだ。

ちなみに、この番組は2009年末まで「最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学」という名前で放映されていたが、2010年より体に良く、長続きする健康法の提案を目的に、“学んで楽しい! やって楽しい健康法!!”というコンセプトにリニュアルされ、「たけしの健康エンターテインメント! みんなの家庭の医学」と改題された。

歯周病と免疫力、自浄作用

健康雑誌「わかさ7月号」で紹介された「革命的歯の寿命延ばし術」、もうお読みになりましたか??

5月16日発売の「わかさ7月号」の大特集 「歯の激痛・歯周病も虫歯も退き強くかめた!革命的歯の寿命延ばし術」 、大好評のようです。別冊付録には、「歯周病の90%が飲み薬と歯磨きだけで劇的改善」というタイトルで歯周内科治療が、全国468医院のリストつきで大きく取り上げられています。

雑誌でも取り上げられているように、歯周病が感染症であるとこはもはや常識となり、「歯周病は薬で治す」ことが常識となる日も近いと思います。

ただ、ここで注意が必要なのは、「人間は怠惰で楽を求める」という厳然たる事実です。

私が毎日の診療で遭遇する「困った患者さん」たちに必ず言うことは、「治すのは薬ではなく、皆さんの体ですよ」ということです。「薬」を万能薬と勘違いして、もっとも大切な「免疫力を高める」ことと「自浄作用を維持する」ことに無頓着な患者さんは、どんなに強力な薬を使っても治りません。

そこで、今回は人間の持つ「免疫力」について考えてみました。

以前は「歯周病は老化が主な原因」といわれていました。確かに加齢変化としての歯周病も無いとは言えないのですが、実は加齢そのものが問題ではなく、免疫力の低下と自浄作用の衰えが主な原因です。

年齢不相応のライフスタイルや、長時間労働、様々なストレスなどが要因となり、どうしても免疫力が低下し、また、それらに起因する様々な二次的要因で、口腔内はもちろん、お腹の中や皮膚、粘膜などの自浄作用が低下します。こういう状態のまま、「歯周病=感染症」という硬直的な考え方で治療をすると、どなたの体の中にもいる「善玉菌」や「いないと困る悪玉菌」までもが死んでしまったりして、全くお薬が効きません。このような場合は、まず自然治癒力を高める治療法、あるいは生活改善療法が必要になります。

これらのことは全ての「病気」に言えることですが、とりわけ歯周病は「粘膜疾患」という側面もありますので、免疫系のバランスを崩すと、本来は「極めて強い回復力を持つ」粘膜の回復力が低下します。

難治性の歯周病を患っている患者さんの多くが、ストレスや心労で心身の負荷が大きいように思えます。この結果、交感神経が興奮状態となり免疫力は低下します。ですから、まずライフスタイルの改善を基本に、漢方薬などを併用して自然治癒力を高めることが大切です。

昔に比べれば、あらゆる生活シーンが衛生的・健康的になったのに、「免疫力と自浄作用の低下」が原因で、アレルギー疾患や自律神経疾患などの現代病は増えていると言われています。これらの原因は、なによりも年齢不相応のライフスタイルや、長時間労働、様々なストレスです。まずは「免疫力と自浄作用を高めるライフスタイル」を確立することが、「歯周病は薬で治す」ための早道です。

歯周病の罹患率には地域差があるの??

歯周病と高血圧などの全身疾患の密接な関係には、実は地域性もあるようです。

最近の研究では、歯周病が糖尿病や高血圧などの全身疾患にも関与していることがわかってきています。歯周病は口腔内だけの問題ではなく、様々な全身の病気を誘発する原因となることが確認されています。ところが、その歯周病の罹患状況には、実は地域によってもバラツキがあることがわかってきました。

いくら現代社会から地域差が無くなってきたとは言え、気候や風土などの自然的な地域差だけでなく、医療機関の偏在や所得格差などの社会的地域格差がある以上、糖尿病や高血圧などの全身疾患はもちろん、歯周病やう蝕にも地域差があって当然です。
ところが、歯周病と地域差の関係についての研究は、実はそれほど多くはありません。ネット上で「歯周病 地域差」などのキーワードで検索してみてもあまり情報が見当たりませんが、平成19年3月に発表された、財団法人8020推進財団の全国成人歯科保健調査報告書の中に、「歯周病と地域差」に関する研究成果が発表されていました。(http://www.8020zaidan.or.jp/pdf/jigyo/zenkoku_seijin.pdf)

この研究は、国内における成人歯科保健の実態把握が十分とはいえない、という状況を踏まえ、既存の歯科保健事業の場を利用して行われた全国的な実態調査である。調査地域は、神奈川・新潟・愛知・長崎の4県の対象市町村を無作為抽出して行われた。

歯周病の調査には、CPI法という方法を用います。

CPI法とは、地域歯周疾患指数(Community Periodontal Index)と呼ばれる集団検診の方法で、地域の歯周疾患の状態を示す指標です。(厚生労働省・e-ヘルスネットより)

神奈川県と新潟県では他の2 県に比べてコード3以上の割合がよりも低く、コード0の割合が高く、また両県の間でもコード1・2の割合が大きく異なっていた、と述べています。
このように、地域差とは無縁のように思える歯周病にも、大きな地域差があるようです。

(財団法人8020推進財団・全国成人歯科保健調査報告書[平成19年3月]より引用)

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