脳出血を起こすムシ歯菌が発見された!?

9月28日、イギリスの科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ電子版」で、脳出血を引き起こす危険性の高い、特殊なムシ歯菌が見つかったと発表されました。
発見したのは、大阪大学の和田孝一郎准教授らです。このムシ歯菌に感染した人が高血圧になったり、喫煙したりすると、脳出血の発症率が高まるそうです。

このムシ歯菌は、皮膚や骨などになるコラーゲンと結合するたんぱく質を作る特殊な種類で、脳出血患者と健康な人でこのムシ歯菌に感染しているかどうかを比較すると、このムシ歯菌に感染している人の脳出血の危険性が4倍になることがわかりました。

このムシ歯菌があってもすぐに脳出血を起こすわけではありませんが、高血圧や加齢、喫煙で血管が弱ったり、傷ついたりすると、発症率が上がるとみられています。

ムシ歯をそのまま放置しないこと、なるべく初期の段階でムシ歯を治療すること、またそのために定期的に歯科を受診することが大切です。

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